【柏崎のお店紹介 vol.19】伊勢屋

　柏崎市高柳町にある和洋菓子店「伊勢屋」さんは創業から約70年。店名の「伊勢」は現在の2代目ご主人の祖母の名前だそうで、その昔は街道のお休み処として賑わっていたそう。現在は和洋菓子店として2代目のご主人を中心に、家族でお店を盛り立てています。








　店内に入るとショーケースには和菓子の他、焼き菓子やロールケーキなどが並び、自家製のしっとり柔らかな「角食パン」も販売されているんですよ。








そして、壁のガラス棚には鯛や伊勢海老など、和菓子の木型がずらりと並んでいて、昔ながらの懐かしいお菓子を思い出させてくれます





　ふんわりした生地と餡のやわらかな甘みが人気の「どら焼き」。季節の移ろいを感じさせる美しい上生菓子は茶席にも重宝されています。
高柳の石黒で自家栽培したという、もち米で作る「赤飯」や「五目おこわ」もおすすめ。「笹だんご」や「黒糖ようかん」など、自家製の小豆で餡を炊くこともあるんだそうです。





また、地元のくるみを使った「くるみまん」や高柳の栗、山栗をたっぷり使った「里栗タルト」も人気のお菓子。栗の時期には家族総出で毎日栗の皮むきをするそうで、その栗を使った「栗おこわ」も大人気。季節ごとの食材や地元食材をふんだんに使い、手間をかけて丁寧に作られたお菓子が並んでいるところが伊勢屋さんの魅力です。





焼菓子では、シェル型の「シェルマドレーヌ」やレモンピールの入った「レモンケーキ」が筆者のお気に入り。長野産のあんずで作る自家製ジャムをたっぷり使った「プラリネケーキ」や「ガトーショコラ」もおすすめです。





伊勢屋さんには高柳にちなんだお菓子もあるんですよ。１つは、高柳のゆるキャラ、黄色いきつね「こーたん」を描いた「こーたんクッキー」。そして、「姫の井」でおなじみ、石塚酒造の酒粕入りのアーモンドクリームとリンゴのコンポートの爽やかな甘みがベストバランスな「酒粕タルト」もおいしくて、ぜひ食べていただきたい一品です。

　毎年冬から春には、地元産の桃やイチゴを使った人気の「マカロン」がお目見えしますので、今年もチェックしてくださいね。