貞心尼は、柏崎在の下宿(現在の番神)の閻王寺で剃髪し、眠竜、心竜という姉妹の尼僧の弟子となりました。 姉の眠竜は一度縁付いた人で穏やかな尼さんでしたが、妹の心竜は縁付いたことがなく、随分やかましい人だったと言われています。 貞心尼は、この心竜のもとで厳しく仕込まれました。 文政9年(1826年。良寛70歳)3月、長岡市福島の閻魔堂へ移り、その秋初めて島崎に良寛を訪ね、弟子となりました。このとき貞心尼は30歳でした。 貞心尼が長岡の閻魔堂に移った後も、眠竜、心竜は閻王寺(えんのうじ)で尼僧生活を送っていました。 天保9年(1838年、貞心尼41歳)4月15日、眠竜が亡くなり、天保11年(1840年、貞心尼43歳)6月29日、心竜も死没しました。 その後の閻王寺がどうなったかは明らかではありませんが、明治維新後、まだ下宿が独立した村であったころ、一時役場が置かれ、寺は丘の上に移り、ついに人が住まなくなったため、仏様は西光寺(さいこうじ:柏崎市大久保1-8-23)で引き取ったと言われています。 閻王寺と言われるように、閻魔大王の像もありましたが、本尊は阿弥陀如来だったそうです。

INFO基本情報

名称 貞心尼剃髪の地・閻王寺跡
住所 新潟県柏崎市番神1-1-19 アクセス

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    毎年恒例のライトアップの時期にはたくさんの観光客が訪れる松雲山荘。 松雲山荘は大正15年に十数年かけて造られた情緒たっぷりの日本庭園です。赤坂山公園に隣接し、昭和46年に飯塚謙三氏から柏崎市へ譲渡されました。 燈篭、石碑、太鼓橋、池などが品良く配置されていて、赤松やもみじ、つつじなど数々の植物が四季折々、見る者の目を楽しませてくれます。 夜になり、色づいた木々がライトアップされると、幻想的で美しく、ロマンチックな空間になり、昼間とは違う顔を見せてくれます。秋の夜長をゆっくりとお楽しみください。 また、ライトアップ期間中は、園内にある木村茶道美術館も夜間開館しており、所蔵品の茶器を使ってお茶を味わうことができます。作法がわからなくても大丈夫です。紅葉を見ながら国宝級の茶器でお抹茶をいただきましょう。 この他に、野外茶席では気軽にお茶をいただける事もできます。※木村茶道美術館をご利用の際は、料金がかかります。 ※松雲山荘のライトアップは、日没から午後9時までです。 ※旅サポーターによる車いす介助サービスもございます。(予約制)

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